ケフィア ~数種類の乳酸菌と酵母の共生発酵~

乳酸菌と酵母が共生発酵するケフィア

ケフィアとは、コーカサス地方で生まれた発酵乳のことです。日本では、ヨーグルトきのこと呼ばれ、腸内環境の改善に期待できると評判になったこともあります。

ケフィアを作るには、もととなる「ケフィアグレイン」を牛乳に入れて自然発酵させます。ケフィアグレインは、複数の乳酸菌と酵母が共生する固まりです。色は乳白色で、形はカリフラワーやポップコーンのような形をしています。ケフィアの特徴は、数種類の乳酸菌と酵母が共生して発酵している点です。

酵母とは?

ケフィアにはいろいろな種類の酵母が含まれますが、酵母とは糖分を発酵してアルコールと炭酸ガスを作り出す微生物です。栄養成分が豊富でタンパク質やビタミンB群などを含んでいます

ケフィアに含まれる酵母が牛乳を使って発酵すると、エタノールと二酸化炭素を発生させます。ケフィアを飲むと、独特のピリッとした刺激とさわやかな酸味を感じますが、この味わいは酵母の働きによって起きたアルコール発酵によるものです。

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ケフィアとヨーグルトの違い

ケフィアは発酵乳の一種ですが、発酵乳とは「ミルクを乳酸菌や酵母で発酵させたもの」です。そのため、ヨーグルトも発酵乳と定義されています。ケフィアとヨーグルトはどちらも発酵乳であり、見た目もよく似ているし、牛乳を使って発酵させる点も同じです。

しかし、ケフィアとヨーグルトには大きな違いあります。それは、「単独発酵」なのか「共生発酵」なのかという点です。ヨーグルトは、乳酸菌のみの単独発酵なので、乳酸菌と酵母による共生発酵のケフィアと違って酵母がいません

ケフィアとヨーグルトの違いをまとめました。

【ヨーグルト】

乳酸菌のみの「単独発酵」
乳酸発酵食品
含まれる微生物は、1~3種類

【ケフィア】

乳酸菌と酵母による「共生発酵」
アルコール発酵乳
含まれる微生物は、乳酸菌や酵母など何種類もの微生物

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ケフィアの栄養素

ケフィアにはたくさんの栄養素が含まれています。主なものに、ビタミンB群、ビタミンA、カルシウムがあります。含まれている主な栄養素についてまとめました。

【ビタミンB群】

エネルギーを作り出す助けとなり、私たちの体に必要不可欠な栄養素と言えるビタミンB群が豊富です。ビタミンB群は全部で8種類ありますが、ケフィアには4種類のビタミンB群が含まれています。ビタミンB群は、体内に貯めることができない水溶性のビタミンなので、日々摂取する必要があるビタミンです。

【ビタミンB2】

脂質を燃やしてエネルギー代謝や新陳代謝を促し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に関係します。「美容のビタミン」や「発育のビタミン」とも言われます。

【ビタミンB6】

タンパク質の分解・合成の助けとなり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。アレルギー症状を抑制し免疫機能を維持したり、脂質の代謝を助けたりします。ホルモンバランスを調える働きもあり、「女性のためのビタミン」とも言えます。

【ビタミンB12】

赤血球を作るときに働き、「造血のビタミン」と呼ばれています。悪性貧血の予防や神経の働きに欠かせない栄養素で、様々な代謝に関わっているビタミンです。

【葉酸(ビタミンB9)】

ビタミンB12と共に「造血のビタミン」とも呼ばれ、貧血を予防します。細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球をつくるために必要となります。葉酸は、胎児が正常に発育するためには欠かせません。特に妊娠初期の女性は積極的に摂取するといいと言われる栄養素です。

【ビタミンA】

目の働きに大きく関わっている栄養素で目の健康にいいと言われています。また、皮膚を正常に保つ働きや細菌やウイルスから体を守る働きもあります。

【乳酸カルシウム】

カルシウムは、ミネラルの一種で、骨や歯をつくり生命維持に欠かせない必須ミネラルです。ケフィアに含まれるのは乳酸カルシウムです。これは、牛乳に含まれているカルシウムが乳酸菌の働きにより乳酸発酵して、乳酸とカルシウムが結びついたものです。乳酸カルシウムは吸収率が高いため、効率のいいカルシウム摂取ができます。

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ケフィアの効果とは? ~腸内環境を改善しビフィズス菌を増やす~

ケフィアには、腸内環境を整える効果があると言われています。

ケフィアに含まれる乳酸菌は、善玉菌の代表とも言え、腸内環境を整える働きがあります。腸内環境が悪化する原因となる悪玉菌は酸に弱く、乳酸菌が作る乳酸にも弱いのです。

また、ケフィアを摂ることでビフィズス菌が増えることも確認されています。

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★ケフィア菌が含まれている乳酸菌サプリメントはコレ!

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